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火災保険と地震保険
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの宮原です。
先日テレビで、「こんな場合は保険がおりる?おりない?」というクイズ形式の2時間番組をやっていました。
出演者の反応を見るかぎり、「へー!おりるんだ!」という声よりも、「えー!おりないの!?」という不満の声の方が多い気がしました。
特に火災保険に関しては、「そんなぁ!」という気持ちを抱かれた視聴者の方も多いのではないかと思います。
最近では、火災保険では地震による火災は補償されないということをご存知の方も多いと思いますが、これはなぜなのかおわかりになりますか?
大地震発生時には、火災保険で想定していない大規模な火災損害が発生することが予想されます。これを補償してしまったら、通常時の発生確率をもとに成り立っている火災保険は破綻してしまいます。
このため、大規模な地震災害を想定した地震保険で対応する必要があるのです。
(地震保険は火災保険にセットする形で契約します。単体では加入できません。)
番組では、「大地震があり崩壊は免れたものの、隣家で発生した火災の延焼被害にあい、建てたばかりの住居を失った」というケースが紹介されていました。
残念ながら、この場合、火災保険だけですと何の補償も受けられません。
とはいえ、地震保険に加入していても、同じ家を建て直せるだけの保険金は受け取れません。
火災保険なら、再調達価額(同等の物を新たに建築あるいは購入するのに必要な金額)で契約してあれば、必要な金額すべてがおります。なぜ地震保険はダメなのでしょう。
これは、大地震が発生しても保険金の支払いに支障をきたさないようにするため、1件1件支払限度を設けているからです。
大地震による損害額は巨大になるため、地震保険においては支払保険金の確保を政府がバックアップする仕組みになっています。それでも膨大な数の被害者を一人でも多く救済するためには、制約を設けないわけにはいかないのです。
つまり、保険とは、あくまでも想定されたリスクの上に成り立っているものなのです。私たちが支払う保険料も、その想定に基づいて算出されています。
適切な備えをしておくためにも、保険に加入する際は、どこまで補償されるのか、制約は設けられているかなど、十分理解し納得したうえで契約することが大切です。
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